認証制度の概要について

 グリーン水素率先利用事業者認証制度とは、エネルギーの安定供給の確保や脱炭素化の両立が可能な再生可能エネルギー電力由来の水素(=グリーン水素)の活用促進を目的とし、令和6年度にスタートした東京都の制度です。
 本制度では、東京都内でグリーン水素を率先して利用した事業者を認証し、意欲ある事業者の皆様を認証事業者として広く周知するとともに、グリーン水素の利用量に対する奨励金の支給を行います。

認証制度の申請について

※令和7年度の申請は受付終了しました。

○申請の流れ

  1. 申請:基準を満たすグリーン水素を都内で利用する事業者が認証申請を行います。
  2. 審査:申請頂いた内容を審査します。
  3. 認証:認証した事業者に対し、認証書を発行します。
  4. 奨励金・ロゴマーク:認証した事業者に対し、奨励金を支給するとともに、専用ロゴマークの使用を認めます。

○申請方法

申請に必要な書類に必要事項をご記入の上、グリーン水素率先利用事業者認証制度事務局までご送付ください。

○認証制度に関する資料一覧

グリーン水素率先利用事業者認証制度 実施要綱(133KB)

グリーン水素率先利用事業者認証制度 運用方針(145KB)

グリーン水素率先利用事業者認証制度 募集要領(5.3MB)

○申請書類一覧

様式第1号 申請書(52KB)
様式第2号 各事業所の詳細(41KB)
様式第3号 グリーン水素の利用量の内訳(月別)(30KB)
様式第3号 別添1 グリーン水素の製造根拠について(28KB)
様式第3号 別添2 グリーン水素利用設備のある事業所周辺の見取り図(22KB)
様式第3号 別添3 グリーン水素利用設備の設置場所が確認できる書類(22KB)
様式第3号 別添4 グリーン水素の製造、供給、利用のフロー図並びに関連資料(22KB)
様式第3号 別添5 各設備の仕様並びに水素利用量の把握について(37KB)
様式第3号 別添6 輸送時の二酸化炭素排出量の算定書(23KB)
様式第3号 別添7 輸送時の二酸化炭素排出量を削減する取組(22KB)
輸送時の二酸化炭素排出量の算定書 計算シート(33KB)
輸送時の二酸化炭素排出量の算定書 計算シート 記入例(34KB)
要件確認チェックシート(31KB)
要件確認チェックシート 記入例(32KB)
暴力団排除に係る誓約書(15KB)

認証事例のご紹介

ブラザー工業株式会社

認証区分:少量利用型(オフサイト方式)
認証年度:令和7年度(令和6年度実績) ※初回認証:令和7年度
概  要:
 資格不要で安心安全な水素管理が可能となる水素吸蔵合金を燃料供給源として利用するバックアップ電源向け燃料電池システムを開発。このシステムとグリーン水素利用を組み合わせ、都内の自社施設に実装しており、今後都内を含む関東近隣の顧客への普及を目指しています。

事例の写真
<グリーン水素を活用したバックアップ電源の仕組み>
事例の写真
<カセット式の水素吸蔵合金カートリッジ>

野村不動産株式会社・東日本旅客鉄道株式会社

認証区分:少量利用型(オンサイト方式)
認証年度:令和7年度(令和6年度実績) ※初回認証:令和7年度
概  要:
 「BLUE FRONT SHIBAURA」大規模複合開発において、ビルと浜松町駅を繋ぐ歩行者専用道路沿いでグリーン水素を製造し、燃料電池発電により各施設へCO2フリーな電力を供給。多くの方々の目に見える形でグリーン水素の利用を発信。都市部における地産地消型再エネ活用を実現し、災害時のレジリエンス強化も図ることで、カーボンニュートラルの社会実装を目指しています。

事例の写真
<グリーンシステム発電システム概要写真>
事例の写真
<グリーン水素供給設備の紹介①>
事例の写真
<グリーン水素供給設備の紹介②>

株式会社大林組

認証区分:オンサイト型(地産地消)
認証年度:令和7年度(令和6年度実績) ※初回認証:令和6年度
概  要:
 技術研究所(清瀬市)において、太陽光エネルギーを活用したグリーン水素を製造しており、そこで生み出された水素エネルギーを拠点内施設の電力として活用。国内外で実施する他の水素プロジェクトの成果と合わせて、良質で低価格な水素提供に向けたサプライチェーンの構築を目指しています。

事例の写真
事例の写真

清水建設株式会社

認証区分:オンサイト型(地産地消)
認証年度:令和7年度(令和6年度実績) ※初回認証:令和6年度
概  要:
 温故創新の森 NOVARE(江東区)において、太陽光発電にてグリーン水素を製造、着火リスクのない吸蔵合金で建屋内に貯蔵し、電力供給や熱利用など、施設内のエネルギー最適管理を行う水素エネルギー利用システム「Hydro Q-BiC(R)」を構築。本システムを複数の建物に実装し始めており、更なる普及展開を目指しています。

認証区分:オフサイト型
認証年度:令和7年度(令和6年度実績) ※初回認証:令和7年度
概  要:
 前述の水素エネルギー利用システム「Hydro Q-BiC(R)」に敷地外で製造されたグリーン水素を調達・輸送し、活用しています。オフサイト水素の建物での利用のため、短時間で急速に充填可能な吸蔵合金タンクを実装しました。オフサイト型(地産地消)の水素と併用して、定置式燃料電池へ水素を供給しており、建物での脱炭素化を図っています。

事例の写真
事例の写真

お問い合わせについて

○ヘルプデスク

・電話:0120-769-491
(受付時間 9:00~17:00 土日、祝日、年末年始を除く)
・メール:tokyo-gh2c@exri.co.jp

○申請書類送付先

グリーン水素率先利用事業者認証制度事務局

 〒171-0033
 東京都豊島区高田二丁目17番22号目白中野ビル6階 株式会社エックス都市研究所内
 グリーン水素率先利用事業者認証制度事務局